世帯合併で国民健康保険料を節約する

世帯をまとめて国民健康保険料を安く抑える

2世帯住宅のように同じ住所に住んでいる場合、世帯合併して1世帯とするか、世帯分離して2世帯とするかを選択することができます。

国民健康保険は世帯を単位として収入などを計算するため、世帯を合併するか分離するかで支払う保険料の合計は大きく変わる場合があります。

世帯合併で国民健康保険料が安くなるパターン

世帯合併に伴って国民健康保険が安くなるパターンは以下の二つです。

世帯割が2世帯分→1世帯分になる

計算の中にある「平等割」は1世帯に対して必ずかかってくるお金になります。

世帯合併することにより単純に均等割りを2世帯分から1世帯分に節約することができます。

世帯単位で必ずかかる国民健康保険の平等割

国民健康保険の計算例。世帯単位でかかる平等割は世帯合併することで節約することが可能。

例えば大阪府豊中市の場合、平等割りは医療分29,280円、支援分10,560円なので1世帯あたり39,840円です。
これは世帯ごとにかかってくるので2世帯から1世帯に世帯合併することで年間保険料が39,840円安くなります。

世帯分離世帯合併
世帯構成父・母夫・妻・子父・母・夫・妻・子
年間保険料100,320円503,137円563,617円
年間保険料合計603,457円563,617円

※東京都多摩市など平等割が無い地域も多くなってきており、合併によるメリットが無い場合もあります。

上限額を活用する

合併する世帯全体の年収が約1200万円を超えるあたりから効果が出る節約方法です。

例えば2世帯住宅で両親の国保料が年間30万円、あなたの家族の国保料が年間60万円だった場合。世帯分離状態では合計90万円の支払いとなりますが、世帯を合併することで1世帯あたりの上限金額77万円(平成26年度の全国最多設定値)を超えるため、実際の支払いは77万円となり、分離状態より年間で13万円節約できることになります。

下の表のように上限設定の低い市区町村では更に大きな節約になる可能性もあります。

大阪府豊中市の場合

世帯分離世帯合併
世帯構成父・母夫・妻・子・子父・母・夫・妻・子・子
年収600万円900万円1200万円
年間保険料297,300円616,500円730,000円
年間保険料合計913,800730,000円

この例では、世帯合併することにより世帯分離状態よりも年間183,800円安くできることがわかります。

この730000円は1世帯あたりの上限額に達しているので、新たに子供が生まれたりして扶養家族が増たとしても、これ以上の増額はありません。

世帯変更は状況に合わせて柔軟に変更可能

世帯分離などと聞くと、非常に複雑な手続きのように思いがちですが、実際には市役所で世帯変更の書類を提出するだけです。
家族の収入状況に合わせて、柔軟に変更するのも節税対策のひとつです。